今回紹介する【絵本】は
『おたからパン』です
「おたからパン」というパン屋に宝物があると勘違いし、忍び込んだ泥棒。
しかしどこにも宝物は見つからない。
ついにはパン職人の親方に見つかってしまい…
焼き立てパンのイラストと、愛らしい二人のキャラクターが織りなす、本物の宝物を見つけるストーリーです。
作品と著者の紹介

2016年にひさかたチャイルドから出版された”泥棒とパン職人”の物語。
著者は大阪とニューヨークのデザイン学校で絵本制作を学び、1998年にアメリカで出版された『A Pumpkin Story』で絵本作家としてデビューした真珠 まりこ氏です。
2004年出版の『もったいないばあさん』で「けんぶち絵本の里大賞」「ようちえん絵本大賞」を受賞。
人気となった『もったいないばあさん』のキャラクターは多数のメディアで連載され、2020年にはアニメ化もされました。
※出典 © 2000 – 2025 Mariko Shinju All Rights Reserved. Wikipedia
絵本を手にした理由

表紙絵のパンのインパクト
インパクトある表紙の大きなパン。
作中も焼きたてパンの描写がおいしそうで、読んでる途中からもお腹が鳴ってしまいそう。
パンをつくる工程も丁寧に描いているので、食に興味がわき始めるお子さんも楽しめる作品です。
親子で考える「本物のおたから」
子供と一緒に「本物のおたからとは?」を考えるのが面白かったです。
「おたから」の意味を知るラストは、読み聞かせてる大人の方も気づきがある物語でした。
親方と泥棒のキャラが愛らしい
「白い眉毛の親方」と「黒い眉毛の泥棒」の対比が愛らしい二人のキャラクターも、この絵本の魅力のひとつ。
意外な展開から始まる二人の交流に、大人も子供も心温まること間違いなしのお話です。
絵本の魅力ポイント

乳幼児も楽しめる「おたからパンの歌」
作中で歌われる「おたからパンの歌」は、おもわず口ずさみたくなる楽しげな歌。
言葉や音楽に興味をもち始める2・3歳の子供に読み聞かせと歌の相乗効果は、言葉の習得や記憶力を伸ばす効果も。
※参考資料 © 日本音楽絵本推進協会
読み聞かせながら、一緒に歌うことで親子の絆も深まります。
※出典 hisakatachild
子供と感想を伝えあえる
自分の言葉で言えるようになる4・5歳からのお子さんと、感想を伝えあうにはオススメの絵本です。
読み終えたあとに何を感じたかシェアすることで、子供の表現力や思考力を成長させていきます。
想像のつかない子供の感想に驚きつつも、しっかり意見を受け入れてあげましょう。
絵本から生まれるレジンアートの世界
絵本からインスピレーションを受けたレジンデザインへのイメージをAIで生成してみました。

左がCanvaで生成したAI画像。
右がPerplexityで生成したAI画像です。
Canvaの方は、リアルなパンのミニチュアで美味しさを演出する中級者向きの作品。
ミニチュアパンの作成に必要な材料はレジン液・着色剤・モールドなど。
Perplexityの方は、絵本の背景色をイメージした黄色に、パンと音符のシルエット絵を入れた初心者向きの作品。
着色剤でグラデーションの背景をつくり、透明ラベルシールにインクジェットプリンターで印刷したシルエット絵を切り取って封入するだけなので、親子でも手軽に作れます。
画像はシルエットACなどのサイトで無料ダウンロードできます。
⇒ シルエットAC
YouTubeで検索すれば、多くのレジン作家さんが作成動画を配信されているので、参考にしてみるとよいでしょう。
※ お子様とレジンを楽しむ時は、部屋の換気をする・手でレジン液に触れない・UVライトの光は見ない等、注意して行いましょう。
まとめ

今回は【絵本】
『おたからパン』
をご紹介しました。
今回の記事をまとめると
焼きたてパンと愛らしいキャラクター描写は、乳幼児も楽しめる物語
読後に意見をかわすことで、子供の想像力を成長させる作品
子供の年齢を問わず、歌やディスカッションで親子の絆を深められる絵本
大きなパンの表紙絵に魅せられ手にした絵本でしたが、読み聞かせ始めたら、こちらの方が子供より感銘を受けてしまうほど素敵なお話でした。
自分の心を満たす「おたから」は、目の前の誰かを〇〇〇〇にしてあげようという”利他の心”。
子供が将来働くとき、この作品の本質が少しでも伝われば、親としてはうれしい限りです。

※ 出典画像 minne by GMOペパボ
「虹のレジンとふれあい絵本」では絵本からインスピレーションを受け制作したレジンアクセサリーを、ハンドメイドマーケットサイト【minnne】にてご覧いただけます。
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ショップへのご来訪をお待ちしています。


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